エアコンクリーニングのドレンホース洗浄は必要か?

エアコンクリーニングでオプション扱いになっていることがあるドレンホース洗浄。

ドレンホース洗浄のオプション料金って、意外と高いですよね…。

せっかくエアコンクリーニングを依頼するならきれいにしたけど、オプションを付けていくとどんどん費用も増えていくし悩んでいる人も多いと思います。

結論

オプションのドレンホース洗浄は不要です

ドレンホース洗浄はしないよりした方が良いですが、エアコンクリーニング時にオプションのドレンホース洗浄は必要ありません。自分でドレンホースはメンテナンスできますので、余計な費用を払わずに安くエアコンクリーニングをしてほしいと思い記事を書いています。

自己紹介

管理人:おすけぞー

  • 建築設備機器の専門商社勤務(2007年~)
  • 2級管工事施工管理技士
  • 専門分野
    空調機器:ダイキン工業

ダイキン製品の販売からサービス・改装・技術的な問い合わせに対応。

家庭用エアコン・業務用エアコン・エコキュート・セントラル空調製品までダイキン製品を取扱しています。

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目次

エアコンのドレンホースって何?

冷房運転をすると熱交換器が結露するため、結露水をドレンパンで受けて室外に排出するためのホースです。

エアコンの室内機から水漏れが発生する原因の1つにドレンホースの詰まりがあります。

ドレンホースを洗浄しないとどうなるの?

ドレンホースの中にホコリが詰まったり、外にあるホースの先端から虫が入ることでホース内部が詰まってしまうと、エアコンからの結露水(ドレン水)が排出できず、行き場を失って室内機から水が漏れてきます。

エアコンの結露水は想像以上に多く、いったん室内機側から漏水すると、お部屋の中はベタベタになってしまいます。

ドレンホースが詰まる原因は様々ですが、下記のような室内環境だと詰まりやすい傾向にあります。

  • ホコリが多い
  • ペットを室内で飼っている
  • タバコを室内で吸っている
  • 焼肉など油分が多い食事をすることが多い
  • エアコンの使用頻度が多い

ドレンホース内部でホコリや油分が詰まり、ヘドロのようになっています。

ドレンホース内への虫の侵入防止

1番簡単なのはドレンホースの先に防虫キャップを付けることです。

防虫キャップを付けることでゴキブリやカナブンのような大きな虫は入ってこれないため、虫で詰まる可能性が軽減されます。

1階設置のエアコンの良くない例

1階に設置してあるエアコンの多くは、ドレンホースが外の地面に接触していることが多いと思います。虫は湿っていて暗く狭いところを好むため、ドレンホース内に入ってきてしまいます。

可能であれば地面に設置しないように浮かした方が良いです。「たてとい」に固定するのも良いかと思います。

エアコンを設置するときにお願いをしないと、多くの場合は冷媒配管とドレンホースを室外機のところまで一緒に持ってきて、ドレンホースは地面に置いてしまうことが多いので、すぐにできる対策としては、防虫キャップを取り付けるのが安価かつ自分でも簡単にできる対策方法になります。

キッチンの三角コーナーにある生ごみを捨てる水が切れる袋などを取り付けることでも代替ができます。むしろこちらの方が効果はあるかもしれません。輪ゴムやガムテープで巻いておけば、家庭にあるものでできます。

少し見た目が悪いので、ドレンキャップを付けたいという人は下記商品をおすすめします。取り付け・取り外しが簡単です。

1個200円くらいです。

ドレンホース洗浄方法

エアコンクリーニング業者のオプションにあるドレンホース洗浄を依頼しようか悩んでいる人は、ドレンホース洗浄方法を確認することをおすすめします。

ドレンホース洗浄方法

  • エアコンクリーナーを使用する方法
  • ドレンホースをドレンパンから外し、ドレンホース内を高圧洗浄する方法

エアコンクリーナー

オプション料金のドレンホース洗浄が下の写真のように、「ドレンホースクリーナー」によるものであればドレンホース洗浄は不要です。ドレンホースクリーナーはドレンホースに差し込み、空気を引っ張ることで詰まりを剥がす商品です。

ドレンホースクリーナーは2,000円程度で売られていて、誰でも簡単にできます。わざわざ高い金額を払ってまで業者にやってもらう必要はないです。

そもそもエアコンクリーニングで落とした汚れがドレンホース内で詰まる可能性もあるので、何も言わなくてもドレンホースクリーナーで詰まりがないか確認はすると思います。もしエアコンクリーニング後に水漏れが起こってしまったら100%クレームになりますからね。

ドレンホースクリーナーを使うことをドレンホース洗浄として別料金にしている業者はちょっと……やめた方がいいかもしれませんね。

使い方は簡単でドレンホースの先端に差し込んで取っ手を引くだけです。引いた取っ手を強く押してしまうと室内機側に空気が行くので、ドレンホース内の汚れがエアコンへ行ってしまい、最悪はお部屋内に吹き出します。

ドレンホースクリーナーがあればドレンホースの詰まりは解消できるので、業者にオプション料金を払ってドレンホースをクリーニングしてもらう必要性はあまりありません。

ドレンホース内の高圧洗浄

オプションでドレンホース洗浄をするなら、ドレンパンまで分解してドレンホースをドレンパンから取り外して、ドレンホースに直接高圧洗浄をするならやる価値はあると思います。

ドレンホースクリーナでは剥がせない汚れも剥がして洗浄することが可能です。

下記に3つ以上当てはまるようであればドレンホース内の高圧洗浄を検討しても良いかなと思います。

  • ホコリが多い
  • ペットを室内で飼っている
  • タバコを室内で吸っている
  • 焼肉など油分が多い食事をすることが多い
  • エアコンの使用頻度が多い

まとめ

結論

オプションのドレンホース洗浄は不要

ただし、下記に3つ以上当てはまるようであれば、ドレンホース洗浄を検討しても良いかと思います。

  • ホコリが多い
  • ペットを室内で飼っている
  • タバコを室内で吸っている
  • 焼肉など油分が多い食事をすることが多い
  • エアコンの使用頻度が多い

ドレンホース洗浄はドレンホースクリーナーの使用ではなく、ドレンホースに直接高圧洗浄をするならオプション料金を支払ってやってもらう価値はあります。

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