お部屋に設置してあるエアコンの能力を知りたいとき、室内機の下に貼り付けてある銘版を見ることで分かります。
実際に確認してみると冷房能力2.8kW/定格暖房能力3.6kWなどと記載してありますが、冷房2.8kWのエアコンって何畳用なの？と思う人も多いと思います。
※エアコンは冷房能力を基準にして考えられています。
冷房能力2.8kWのエアコンは10畳用
エアコンを選定する際は熱負荷計算が必要になってきますが、設置条件や家の構造が違う一般家庭の1部屋1部屋を熱負荷計算なんてしていたら大変ですよね。そこでエアコンを選ぶ目安として、2.8kWは10畳用としています。
断熱性能の高い家であれば、2.8kWのエアコンで12畳以上のお部屋だって空調ができることもあります。
冷房能力2.8kWのエアコンは、カタログ上は10畳になっていますが、
もう少し詳しく見ると畳数目安として8～12畳と書いてあります。
カタログに記載してある対応畳数は、下の写真のような昭和時代の家を基準にして設定されています。
断熱材もなく、隙間風が多く入ってくる家を基準にしていますので、カタログ通りのエアコンを設置すると、最近建てられた家では過剰スペックになることがほとんどです。
最近の住宅は法改正もあり断熱性能が高くなっています。壁の断熱材、2重サッシ、断熱カーテンで家の空調負荷はかなり少なくなっています。
カタログ記載の畳数は現代の家では過剰能力になります。
なら何畳用のエアコンを買えばいいの？
10畳の部屋であれば1サイズ小さい8畳用のエアコンで十分です。
金額も安くなるので8畳用をおすすめします。
詳しく知りたい方は下記記事も参考にしてください
本記事の解説者
管理人：おすけぞー
- 建築設備機器の専門商社勤務(2007年～)
- 2級管工事施工管理技士
- 専門分野
空調機器：ダイキン工業
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