買ってはいけないエアコン5選 エアコンのプロの私は買いません!

世の中には何十社とエアコンメーカーがあり、各エアコンメーカーから様々なモデルのエアコンが販売されています。

販売されているエアコンの中には、有名メーカーのエアコンでも買わない方がいいモデルもあります。

こんな不安がある方
  • 買わない方がいいエアコンってあるの?
  • 自分が欲しいと思っているエアコンは大丈夫なの?

コストパフォーマンスはもちろん、機能やサービスエンジニア視点から私なら絶対に買わないエアコンを紹介します。

自己紹介

管理人:おすけぞー

  • 建築設備機器の専門商社勤務(2007年~)
  • 2級管工事施工管理技士
  • 専門分野
    空調機器:ダイキン工業

ダイキン製品の販売からサービス・改装・技術的な問い合わせに対応。

家庭用エアコン・業務用エアコン・エコキュート・セントラル空調製品までダイキン製品を取扱しています。

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目次

次のようなエアコンは私は買いません

  • コスパが悪いエアコン(超割高)
  • 魅力的な機能なのに実際は使えない
  • メンテナンス性が悪く、エアコンクリーニングが難しい
  • 維持費が高い(使い捨てフィルターなど)

具体的にどんなエアコンは買ってはいけないの?

1. 指定価格制度のエアコン【パナソニック】

指定価格制度とは家電製品の値崩れを防ぐ目的で、メーカーが販売価格を決めることです。

指定価格制度のエアコン
  • パナソニック LXシリーズ
  • パナソニック Xシリーズ
  • パナソニック PXシリーズ

指定価格制度のエアコンは最安値が決められて、楽天ポイントのような現金相当のポイントも考慮して最安値が決まっています。本当にどこで買っても同じ価格です。

どこで買っても同じ価格というのは、最安値を探すために調べる必要がないというメリットもありますが、指定価格制度のエアコンはめちゃくちゃ高いです!

ダイキンの同等クラスのエアコンと比較しても倍の価格です。
指定価格制度のパナソニックのエアコンを買うならダイキンを買います。

パナソニックエオリア CS-LX224D-W 年間通して272,800円

ダイキンうるさらX S224ATRS-W 発売時170,000円 最安値119,000円

買ってはいけないエアコン
  • パナソニック LXシリーズ
  • パナソニック Xシリーズ
  • パナソニック PXシリーズ

素晴らしいエアコンだとは思いますが、高すぎます……。

2. うるさらmini【ダイキン】

実は…私も買う前には知らず「うるさらmini」を買ってしまいました。

「うるさらmini」を買ったのは、加湿機能が欲しいけど「うるさらX」は高いので、少し安い「うるさらmini」を買いました。それが間違いでした。

うるさらminiは設定温度に到達したら、湿度関係なく加湿運転は停止します。

うるさらXは加湿暖房の設定を「連続」に設定すれば加湿運転を継続しますが、うるさらminiは設定温度に到達すると加湿しなくなります!

加湿暖房前と加湿暖房後の数値

8畳の部屋で、加湿暖房運転で設定温度23.5℃設定1時間運転させました!

運転前17℃/57% 運転後24℃/50%だと、1時間当たりの加湿能力は85mlになってしまいます。カタログでは450mL/hになっています。

早い段階で設定温度に到達して、加湿運転は停止したと判断できます。

うるさらXであれば、設定温度に達しても目標湿度になるまで加湿運転は継続します。

うるさらminiは設定温度に到達したら、加湿運転がストップすることはカタログに記載してありません。

加湿機能が欲しくて「うるさらmini」を買ったのに…

「うるさらmini」は、実際の使用環境下での加湿量はかなり少ないと予想します。
「うるさらX」と「うるさらmini」の価格差は購入金額で10,000~30,000円だけど…加湿機能が欲しいならケチってはダメだった。

製品の強みである加湿機能が、実はいまいち

3. Airest【シャープ】

  • エアコンクリーニングをしたくても、対応できる業者がほとんどいない。
  • 集塵エアフィルターが高い(交換目安1年半 価格5,500円)

シャープのAirestは空気清浄機にもなるフィルターを搭載した唯一のエアコンです。

通常のエアコンは、「フィルター → 熱交換器 → ファン」の順番で空気が流れていきます。冷たい熱交換器で冷やされた空気がエアコンの内部を通過することで、ファンや空気通路にカビが発生します。

Airestの構造はエアコンの内部にカビが発生しないように考えられて設計されています。カビの原因はホコリと結露水なので、Airestは空気清浄機レベルのフィルターでホコリを除去し、エアコン内部を冷やして結露させないように、吹出口の手前に熱交換器を設置しています。

他社のエアコンと比較すればカビにくいエアコンではありますが、熱交換器付近の樹脂は結露しますし、ドレンパン内部のドレン水が蒸発してエアコン内部の湿度をあげてしまいます。乾燥運転をさせることでカビの発生はより抑制できますがカビは発生します。

エアコンから出るカビやホコリを防ぎたくて買っても、エアコン内部が汚れてしまったらエアコンクリーニングが難しい構造は逆に欠点。
フィルターの寿命も1年半と短い。

買ってはいけないエアコンとして、海外メーカー・プライベートブランドなどが挙げられていることがありますが、理由として修理サポート体制について言われていることが多いです。

日本でエアコンを販売している海外メーカーで有名なのはハイセンス(中国)・ハイアール(中国)ですが、WEB修理受付は当たり前にあり、電話対応も365日対応です(もちろん日本語です)

修理サポート体制が悪いという事はまったくありません。

ニトリなどのプライベートブランドもWEB修理受付はもちろんあるし、電話での受付も365日対応です。

修理サポート体制に不安を感じる必要はありません。

買ってはいけないエアコンではありません。

買ってはいけないエアコン5選
  • パナソニック LXシリーズ
  • パナソニック Xシリーズ
  • パナソニック PXシリーズ
  • ダイキン うるさらmini
  • シャープ Airest

買ってはいけないエアコンとして挙げましたが、パナソニック・ダイキン・シャープともに、業界初の機能を搭載するなど、新しいことにチャレンジしている会社です。

上記5モデルはおすすめしませんが、他のモデルはおすすめできるエアコンです。

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