エアコン買うなら三菱電機とパナソニックどっちがおすすめ[徹底比較]

ルームエアコンを購入する際、パナソニックか三菱電機どっちにしようか悩む人は多いと思います。

エアコンのラインナップにはメーカーの開発思想が表れ、高級モデルになればなるほどメーカーによる違いが出てきます。カタログを見てもメーカーが個別に付けた機能名ばかりで正直分かりにくいですよね。

本記事では両社のシリーズ別に、特徴的な機能・省エネ性・販売価格を比較し、どっちがおすすめか解説していきます。

自己紹介

管理人:おすけぞー

  • 建築設備機器の専門商社勤務(2007年~)
  • 2級管工事施工管理技士
  • 専門分野
    空調機器:ダイキン工業

ダイキン製品の販売からサービス・改装・技術的な問い合わせに対応。

家庭用エアコン・業務用エアコン・エコキュート・セントラル空調製品までダイキン製品を取扱しています。

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目次

三菱電機・パナソニックのラインナップ比較

エアコンには住宅設備用モデルと家電量販店モデルの2種類あり、型式も違いますが販路が異なるだけで基本的には同じエアコンになります。住宅設備用モデルは家電量販店以外の会社がインターネットで販売しているエアコンになります。今回比較するのは各メーカーの住宅設備用モデルになります。

三菱電機・パナソニックのグレード

三菱電機パナソニック
GVシリーズF・Jシリーズ
AXVシリーズNシリーズ
BXVシリーズGXシリーズ
FLシリーズELシリーズ
JXVシリーズEXシリーズ
FZ・ZシリーズHXシリーズ
比較対象なしLXシリーズ

パナソニックは基本性能・清潔性・自動運転機能・除湿機能など平均的に高得点ですが、三菱電機はセンサー機能に重点を置いています。
三菱のムーブアイは有名ですよね!

パナソニックのLXシリーズは加湿機能付きで三菱電機には加湿機能付きのエアコンはないため、比較対象がありません。加湿機能付きを比較したい場合はダイキンのうるさらXとの比較になります。

ムーブアイ・エモコアイってどうなの?

三菱電機の赤外線センサーのムーブアイはとても有名ですよね!

三菱電機はムーブアイで何を実現しようとしているかと言うと、人間にとって今よりもっと快適であり、より省エネな空調を目指しています。

センサーを利用して先手で空調を行うことで快適な空間と省エネ性を実現しようとしています。

夏の運転

冬の運転

三菱電機がムーブアイ(未来プラス)と名付けるくらいの次世代技術であり、最近ではバイタルセンサー「エモコアイ」という機能で、人の脈を測り「快/不快」の感情や脳の活動量を推定する機能まで付いています。

エコモアイ(フレッシュモード)

脈のゆらぎ方などから脳の活動量の変化を解析して、脳の活動量が低下した場合に気持ちが緩んでいると定義して風を当てる制御します。

エコモアイ(AI自動)

条件によっては人に【風を当てる】という制御をします。エアコンの風が当たるのを嫌う人が多く、空調業界では人に風を感じさせない空調が理想とされています。そんな中、あえて人に風を当てるという制御をしている三菱電機はチャレンジしていると思う反面、風が嫌いな人からは不満の声も出ている機能になります。

風が当たらないように設定したのに、風を当ててくるという動きもしてしまうことも。

とくにセンサーで脈を測って人の「快/不快」を決めるのは非常に難しいと思います。勉強や仕事時の集中時やテレビを見ているときなどのリラックス時で脈も変わりますよね。

1人を対象する場合は良いかもしれませんが、複数人を対処にするのはまだ難しいようです。

とくに疑問に感じたのは、三菱電機FZシリーズは三菱電機で最も高いエアコンであり、14畳用からというラインナップですが、コンセプトは「2つのファンで2人のための風を吹き分ける」です。

ファンを2つにしセンサーを利用しながら快適な空間を目指しているのですが、2人のための風の吹き分けです。2人を2場所と置き換えたとしてもリビングで使用する場合、3人~4人は同じ空間にいることが多く、別々の場所にいます。三菱電機自身が限界を認めてしまっているような気がします。

家庭用としては限界があったとしても、将来的には飲食店や美容室など不特定多数の人が着席することがある空間では唯一無二の機能になりえるかなと思います。

私は飲食店に行き、エアコンの風が嫌いで席を移動したり、場合によっては店員に風向を調整してもらうことがあります。我慢をすることもあるので、高い精度で風向や温度を調整することができるようになれば、オンリーワン機能になると思います。

シリーズ別ムーブアイ機能

FZ・Zシリーズ:人(位置・状態・体の部位・温冷感) 部屋(床/壁/天井/距離/間取り/日射熱/温風冷風/住宅性能)

FLシリーズ:人(位置・状態・体の部位) 部屋(床/壁/天井/距離/間取り/日射熱)

JXV・BXV・AXVシリーズ:人(位置・状態) 部屋(床/壁/天井/距離/間取り)

FZ・Zシリーズのタッチ気流は面白い機能だと思います。タッチしたところに気流を届ける機能です。

パナソニックのセンサーってどうなの?

パナソニックのセンサーは三菱電機のムーブアイと比較すると機能は単純です。

LX・HXシリーズ:人・人の居場所・温冷感・日射

EXシリーズ:人・日射

GXシリーズ:日射

他シリーズ:センサーなし

パナソニックのセンサーがやっていること
  • 人センサーは人が部屋にいる・いないの判断
  • 人の居場所の把握(風を当てたり避けたり)
  • 日射センサーで熱や強度を測定して温度調整

パナソニックは日射センサーで設定温度を変えていますが、三菱電機は壁面の温度で設定温度を変えています。

日射センサーは車のエアコンを自動設定するときに使用されるセンサーで、家の空調に利用するなら三菱電機の赤外線センサーで壁や床温度を確認した方が正確な空調ができると思います。

パナソニックも風あて・風よけ設定があり、三菱電機と同様に誤検知して風を当ててしまったり、風が当たらなかったりします。故障の原因と勘違いされやすいので取扱説明書にも記載されています。

風が当たらないようにしたいという相談は多いですが、風を当てたいという要望は聞いたことがありません。
工場のラインで空調がないときの対策として、人に冷風を当てるスポットエアコンはありますが……。みなさんはエアコンの風についてどう思いますか?

三菱電機GV VS パナソニックF・Jシリーズ

三菱電機GVシリーズ発売月:3月中旬

パナソニックJシリーズ発売月:1月下旬

パナソニックFシリーズ発売月:1月下旬

機能比較

機能三菱GVパナFパナJ
清潔なしなしナノイー
除湿3モード除湿冷房除湿のみ2モード除湿
フィルター清潔Vフィルターフィルター抗菌ウイルスフィルター
センサーなしなしなし
お掃除機能なしなしなし
無線LAN別売対応別売対応標準装備

除湿機能は三菱電機GVシリーズが3モード(弱中強)で除湿設定できるので1番性能がよく、パナソニックFシリーズは除湿強度の選択ができない非常にシンプルな除湿機能です。

パナソニックJシリーズは無線LANアダプターが標準搭載されているので、Wi-Fi接続できる環境であればアプリをインストールすることでエアコンの遠隔操作が可能になります。清潔機能としてナノイーが搭載されているのも注目です。

省エネ性(APF)

数値が高い方が省エネに優れています。

能力三菱電機GVパナFパナJ
6畳用5.85.85.8
8畳用5.85.85.8
10畳用5.85.85.8
12畳用4.94.94.9
14畳用4.94.94.9
18畳用5.05.05.0

APFは全く同じです。どのエアコンを選んでも電気代はほとんど変わりません。

販売価格

2024年モデル 12月29日時点の販売価格の比較です。

販売価格三菱電機GVパナFパナJ
6畳用45,20041,30048,800
8畳用50,70049,90055,000
10畳用59,40057,00061,300
12畳用71,00076,70073,640
14畳用82,80083,10082,800
18畳用103,300110,000104,000

価格:パナJ > 三菱電機GV > パナF
時期や能力によって多少変わることもありますが、機能的に見ても上記の順になります。

どっちがおすすめ?

各シリーズの比較特徴
  • 除湿機能:三菱電機GVシリーズが優れている
  • 価格優先:三菱電機GVシリーズまたはパナソニックFシリーズ
  • 遠隔操作:パナソニックJシリーズのみ可能
  • 清潔機能:パナソニックJシリーズのみナノイー搭載

価格と機能を考えてパナソニックJシリーズをおすすめします!
価格を優先したい人は自分が除湿機能をよく使うかどうかで、三菱電機GVシリーズかパナソニックFシリーズを選択してください。

私がおすすめする順は…パナJ > 三菱電機GV > パナF になります。

三菱電機AXV VS パナソニックN

三菱電機AXVシリーズ発売月:3月中旬

パナソニックNシリーズ発売月:2月下旬 ※Nシリーズは毎年モデルチェンジがあるわけではありません。

機能比較

機能三菱AXVパナN
清潔なしナノイー
除湿スマート除湿2モード除湿
フィルター清潔Vフィルター抗ウイルスフィルター
センサー赤外線センサーなし
お掃除機能なしなし
無線LAN別売対応標準装備
室外機標準耐塩害仕様

三菱電機の特徴はムーブアイ搭載、三菱電機のスマート除湿は風量や強度を自動で調整しながら除湿するモードです。

パナソニックの特徴はナノイー・遠隔操作・室外機耐塩害仕様

室外機の耐塩害仕様は、潮風や排気ガスによる室外機の腐食を遅らせる効果があります。海の近くに住んでいる人、車通りの多い道路沿いに室外機を設置している人にはおすすめです。

省エネ性(APF)

数値が高い方が省エネに優れています。

能力三菱電機AXVパナN
6畳用5.86.0
8畳用5.85.9
10畳用5.86.0
12畳用4.9
14畳用4.95.1
18畳用5.05.0

販売価格

2024年モデル 12月29日時点の販売価格です。

販売価格三菱電機AXVパナN
6畳用62,700105,100
8畳用66,600116,650
10畳用72,800128,200
12畳用83,400
14畳用91,200159,000
18畳用104,800185,950

パナソニックNシリーズはちょっと高いですね……。
省エネ性能は少し落ちますが、1ランクしたのパナソニックJシリーズの検討もありですね。

どっちがおすすめ?

各シリーズの比較特徴
  • 赤外線センサーで風よけ使いたい:三菱電機AXVシリーズ
  • 室外機耐塩害仕様:パナソニックNシリーズ
  • 遠隔操作:パナソニックJシリーズのみ可能
  • 価格:三菱電機AXVシリーズ(パナNシリーズは高い!)

海に近い人ならパナソニックNシリーズも選択肢に入りますが、そうでなければNシリーズはなしですね。省エネ性能は少し落ちますが機能・価格的にパナソニックJシリーズをおすすめします。

ムーブアイを利用したいなら三菱電機AXVシリーズをおすすめしますが、ムーブアイにそこまで魅力を感じていないのであれば、1ランク下のパナソニックJシリーズをおすすめします。

三菱電機BXV VS パナソニックGX

三菱電機BXVシリーズ発売月:3月中旬

パナソニックGXシリーズ発売月:1月下旬

機能比較

機能三菱電機BXVパナGX
清潔ヘルスエアーナノイー
除湿スマート除湿快適除湿
風向調整2か所同時上下左右
フィルター清潔Vフィルター抗ウイルスフィルター
お掃除機能ありあり
センサー赤外線センサー日射センサー
無線LAN標準装備標準装備

スマート除湿も快適除湿も風量や除湿強度を自動で調整しながら除湿するモードです。使用する立場から見ると似たような機能になります。

三菱電機の2か所同時は左右同時に風を送ることができる機能です。

省エネ性(APF)

数値が高い方が省エネに優れています。

能力三菱電機BXVパナGX
6畳用5.85.8
8畳用5.85.8
10畳用5.85.8
12畳用4.94.9
14畳用4.94.9
18畳用5.05.0
20畳用5.05.0
23畳用4.5

省エネ性能は全く同じです。

販売価格

2024年モデル 12月21日時点の販売価格です。

販売価格三菱電機BXVパナGX
6畳用68,30067,300
8畳用73,20076,300
10畳用79,90093,260
12畳用89,20099,260
14畳用98,800106,200
18畳用114,800123,800
20畳用128,900145,500
23畳用145,000

どっちがおすすめ?

ポイント
  • 機能・省エネ性はほぼ同じ!
  • 機能面では三菱電機のムーブアイがリード
  • 三菱電機BXVの方が安い

三菱電機BXV・パナソニックGXクラスで迷ったら三菱電機BXVをおすすめしたいです。

三菱電機FL VS パナソニックEL

三菱電機FLシリーズ発売月:6月初旬 ※毎年モデルチェンジがあるわけではありません。

パナソニックELシリーズ発売月:2月下旬 ※毎年モデルチェンジがあるわけではありません。

機能比較

機能三菱電機FLパナEL
清潔アレル除菌脱臭空清浄フィルタナノイー
除湿スマート除湿快適除湿
風向調整180°ワイド気流他上下左右
フィルター清潔Vフィルター抗ウイルスフィルター
お掃除機能なしあり
無線LAN別売対応標準装備
センサー人・床壁天井他なし
本体カラー3色2色

三菱電機FLシリーズ・パナソニックELシリーズは外観も重視したモデルになります。

外観を重視するために形状・大きさが他のエアコンとは違い、価格帯のわりに機能が少ないのが特徴です。

省エネ性(APF)

数値が高い方が省エネに優れています。三菱電機FLシリーズは6畳用・8畳用のラインナップがありません。

能力三菱電機FLパナEL
6畳用6.1
8畳用5.8
10畳用6.95.8
12畳用6.85.0
14畳用6.75.2
18畳用6.05.0
20畳用5.85.0
23畳用5.54.5

省エネ性は三菱電機FLシリーズの方が圧倒的に良いです。APFで1.0以上違うと電気代がかなり違ってきます。

販売価格

2024年12月28日時点の販売価格です。

販売価格三菱電機FLパナEL
6畳用114,800
8畳用134,800
10畳用150,000144,800
12畳用159,700149,800
14畳用169,400159,800
18畳用199,400194,800
20畳用204,300198,000
23畳用221,800203,000

どっちがおすすめ?

ポイント
  • 両社とも外観を重視したエアコン
  • デザイン重視のため同価格帯より機能が少ない
  • 両社で機能のあり・なしが分かれている

三菱電機FLシリーズは空調快適性を重視して機能を残し、パナソニックは利便性を重視して機能を残したように感じます。

私は三菱電機FLシリーズをおすすめします。
省エネ性に優れているので、無線LANを別売品購入で対応可能しても電気代で差額は回収できますし、フィルターは正直自分で洗った方がきれいになります。

三菱電機JXV VS パナソニックEX

三菱電機JXVシリーズ発売月:3月中旬

パナソニックEXシリーズ発売月:1月下旬

機能比較

機能三菱電機JXVパナEX
清潔ピュアミストナノイー
除湿さらっと除湿
(再熱除湿)
快適除湿
(湿度設定)
風向調整180°ワイド気流他上下左右
フィルター清潔Vフィルター抗ウイルスフィルター
お掃除機能ありあり
無線LAN標準装備標準装備
センサー人・床壁天井他人・日射

今までの下位モデルと大きく違ってくるのは、三菱電機の再熱除湿になります。冷やして除湿した空気と、暖めた空気を混ぜて吹くため、室温が下がりにくい除湿方法です。

省エネ性(APF)

数値が高い方が省エネに優れています。

能力三菱電機JXVパナEX
6畳用6.76.1
8畳用6.75.8
10畳用6.75.8
12畳用6.65.0
14畳用6.65.5
18畳用6.35.0
20畳用6.15.0
23畳用5.94.5

三菱電機JXVシリーズの方が圧倒的に省エネです。

販売価格

2024年モデル 12月31日時点の販売価格です。

販売価格三菱電機JXVパナEX
6畳用109,80070,400
8畳用122,80085,000
10畳用129,00096,800
12畳用114,800101,000
14畳用129,800108,000
18畳用143,000126,600
20畳用164,000148,000
23畳用179,800159,800

どっちがおすすめ?

ポイント
  • 三菱電機JXVはパナソニックEXより省エネ性能が高い
  • 三菱電機JXVは再熱除湿方式で除湿機能に優れている
  • 三菱電機JXVのムーブアイの方が高性能
  • 価格はパナソニックEXの方が安い

価格差が大きいので非常に悩みますね…。
私だったら6畳~10畳用はパナソニック、12畳用以上は三菱電機にします。

三菱電機FZ,Z VS パナソニックHX

三菱電機FZシリーズ発売月:10月中旬

三菱電機Zシリーズ発売月:10月中旬

パナソニックHXシリーズ:10月下旬

機能比較

機能三菱電機FZ三菱電機ZパナHX
清潔ピュアミストピュアミストナノイー
除湿プレミアム除湿さらっと除湿
(再熱除湿)
快適除湿
(湿度設定)
風向調整180°ワイド気流180°ワイド気流ロングワイド
フィルター清潔Vフィルター清潔Vフィルター抗ウイルスフィルター
お掃除機能ありありあり
気流ツインフロー
(2温度2気流)
2か所同時2か所同時
無線LAN標準装備標準装備標準装備
センサー人・床壁天井他人・床壁天井他人・日射
特許技術エネチャージ
室外機標準標準耐塩害仕様

三菱電機FZ,ZシリーズパナソニックHXシリーズより優れているところ

除湿機能は さらっと除湿(再熱除湿) > プレミアム除湿 = 快適除湿(湿度設定)です。

普通はエアコンのファンは1つですが、三菱電機FZシリーズは2つのファンがあり、左右で温度・風量を調整できる機能が特徴です。

センサーは三菱電機のムーブアイが優れています。

パナソニックHXシリーズ三菱電機FZ,Zシリーズより優れているところ

  • エネチャージ(特許技術)による暖房継続運転
  • 低出力運転
  • 室外機耐塩害仕様

冬の暖房運転時に、寒いのにエアコンが止まってしまった経験はないでしょうか?冬にエアコンが停止するのは室外機の霜を溶かすために停止しています。室外機の霜を溶かすために、せっかく暖めた部屋の熱を少しだけ奪って溶かしています。

エネチャージは室外機の運転による機器発熱を蓄えておくシステムで、室外機に霜が付いた場合でも暖房運転を停止させることなく、蓄えていた熱で霜を溶かすことができます。

この機能は特許技術のため、三菱電機製品にはありません。

またエアコンを買うとき、エアコンの最低能力を気にして買う人はいないと思いますが、実は最低能力って快適な空調のためには意外と重要だったります。

三菱電機Zシリーズ 18畳用

冷房の最低能力は0.6kWです。

パナソニックHXシリーズ 18畳用

冷房の最低能力は0.3kWです。

エアコンって機器の能力に対して、どのポイントで運転していると思いますか?実は室温が安定したら能力比10%近辺で運転している時間が長いんです。

最低能力を低くすることでどんなメリットがあるかと言うと…

最低能力が0.5kWの運転と室温イメージ

リモコンでの設定温度に到達して、エアコンが停止し、温度が上がってきたらまた運転を再開を繰り返すので、室温に波が発生します。

最低能力が0.3kWの運転と室温イメージ

最近は高気密高断熱住宅が増えてきているので、最低能力が小さいというのはますます重要になってくると思います。

熱負荷=エアコン能力になることで、エアコンの発停頻度が減り、室温も安定します。

なんか熱いな~、なんか寒いな~を感じにくくなります。

パナソニックは室外機が耐塩害仕様になっています。海の近く、自動車の排気ガスが多い、温泉地などの場合は耐塩害仕様にすることで部品の故障確率が低くなります。

三菱電機も耐塩害仕様の室外機はありますが簡単には買えないので、耐塩害仕様が必要な地域の人にとってはパナソニックの耐塩害仕様はメリットかと思います。

省エネ性(APF)

数値が高い方が省エネに優れています。

能力三菱電機FZ三菱電機ZパナHX
6畳用6.97.0
8畳用6.87.0
10畳用6.97.1
12畳用6.66.6
14畳用7.46.67.1
18畳用6.66.36.4
20畳用6.56.16.2
23畳用6.15.95.9
26畳用5.85.75.5
29畳用5.65.55.1

販売価格

2025年モデル 12月28日時点の販売価格です。

販売価格三菱電機FZ三菱電機ZパナHX
6畳用148,900211,300
8畳用163,600221,400
10畳用173,300240,800
12畳用192,900256,200
14畳用235,200200,200276,700
18畳用264,200225,000302,600
20畳用280,700240,000333,000
23畳用297,300251,600353,500
26畳用313,900266,200374,000
29畳用330,400280,000384,500
指定価格制度

パナソニックのHXシリーズはメーカー指定価格での販売になります。

値崩れを防ぐためにメーカーが販売価格を決めていますが、在庫はメーカーに返品できるという制度です。

メーカー指定価格での販売になるのでパナソニックHXシリーズは他メーカー同等モデルと比較しても高いです。

どっちがおすすめ?

ポイント
  • 三菱電機ZはパナソニックHXより除湿機能が優れている
  • パナソニックHXは三菱電機FZ,Zより暖房運転において優れている
  • 省エネ性は能力によってばらつきはあるが、同等レベル
  • パナソニックHXは最低能力が低く、室温が安定しやすい
  • パナソニックHXの室外機は耐塩害仕様
  • 三菱電機FZ,ZはパナソニックHXより安い

室内空間を少しでも快適にしたいという事であれば、値段は高いですがパナソニックHXシリーズをおすすめします。

三菱電機FZ,Zシリーズも三菱電機の最高級モデルであり素晴らしいエアコンです。個人的にはムーブアイ(エコモアイ)の機能についてはまだまだ未来の技術だと思っているので、パナソニックHXシリーズをおすすめしましたが、センサー機能を試してみたい人には三菱電機FZ,Zシリーズはおすすめです。

取扱説明書をしっかり読む人じゃないと、このクラスのエアコン機能は使いこなせません。

パナソニックLXシリーズ

パナソニックLXシリーズはパナソニックの最高級モデルで加湿機能・換気機能を持ったエアコンです。

ポイントは加湿機能ですが、三菱電機には加湿機能があるモデルはありません。

加湿機能を持ったエアコンはダイキンRXシリーズ(うるさら)との比較になります。下記を参考にしてください。

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