各エアコンメーカーの特徴や違いは?特徴的な機能を紹介

家電量販店にエアコンを見に行けば、壁一面にいろいろなメーカーのエアコンが展示されていて、どのメーカーのエアコンを購入したらいいのか迷ってしまうことがありますよね。

本記事では家庭用ルームエアコン国内シェア1位~4位までのメーカーの特徴や違いについて解説します。

各メーカー共とも、スタンダードモデルからハイグレードモデルまで数種類のラインナップがあり、グレードによっても特徴が変わってきますので、グレードによる違いについても解説します。

シェア上位4社

ダイキン・パナソニック・三菱電機・日立

4社で家庭用ルームエアコンのシェアは約7割

自己紹介

管理人:おすけぞー

  • 建築設備機器の専門商社勤務(2007年~)
  • 2級管工事施工管理技士
  • 専門分野
    空調機器:ダイキン工業

ダイキン製品の販売からサービス・改装・技術的な問い合わせに対応。

家庭用エアコン・業務用エアコン・エコキュート・セントラル空調製品までダイキン製品を取扱しています。

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目次

ハイグレードモデルの各社の特徴や違い

ハイグレードモデルは各社の技術を結集したエアコンです。その中には特許技術もあり、他社が真似できないオンリーワン技術を使った機能もあります。

ハイグレードモデルほど各社のエアコンに対する想いが表れています。

ダイキン工業の特徴

特徴
  • 無給水加湿ができる「うるさら」
  • 再熱除湿方式(加熱温度コントロール)

ダイキン工業の特徴は、エアコンが不快な理由ランキング上位の湿度対策を重視しています。

優れた除湿機能、うるる加湿機能はユーザーが不満に思っている湿度改善のための機能です。

引用:ダイキン工業

引用:ダイキン工業ニュースリリース

引用:ダイキン工業ニュースリリース

パナソニックの特徴

特徴
  • エネチャージ(蓄熱機能)
  • エコロータリーコンプレッサ
  • 無給水加湿

パナソニックの特徴は特許技術を使用した、冷暖房時の温度変化を最小限にする性能です。

圧縮機の最低出力を小さくすることで、室温安定時の温度変化を最小限に抑えることが可能になります。冷房時は冷やす→エアコン停止→冷やす→エアコン停止を繰り返すため室温がデコボコしますが、パナソニックのエアコンは最低出力を小さし、継続運転させることで室温変化を抑えています。

引用:パナソニック公式ホームページ

エネチャージは運転時の圧縮機から発生する熱を溜め。デフロストという室外機に付着した霜を取る運転に溜めた熱を利用することで、エアコンの運転停止時間を抑えています。継続して暖房運転できるため、室温低下を抑制できます。

引用:パナソニック公式ホームページ

無給水加湿はダイキン工業が先に商品化していて、パナソニックは10年以上遅れて商品化した機能になります。性能はダイキン製品の方が若干上ですが、無給水加湿機能はダイキンとパナソニックしかありません。

三菱電機の特徴

特徴
  • ムーブアイ・エコモアイ(各種センサー)
  • はずせるボディ

三菱電機はセンサー・AIによる自動運転が他社より断トツに機能が豊富です。

人感センサーや温度センサーで、人の位置や室温を監視して温度・風向を自動で調整するだけでなく、人の快不快の感情を読み取る機能を搭載しています。

もう1つの特徴は、前面パネル・風向調整フラップ・自動フィルター掃除機能を簡単に取り外すことができる構造で掃除がしやすいのがポイントです。

引用:三菱電機公式ホームページ

引用:三菱電機公式ホームページ

日立の特徴

特徴
  • 自動洗浄機能

日立の特徴は自動洗浄機能です。

日立のエアコンは、室内機(熱交換器)・室外機(熱交換器)・室内ファン・フィルターの自動洗浄が可能です。

多くのメーカーは室内機の熱交換器とフィルターの2つだけです。

室内ファンにカビが発生したらエアコンクリーニングするしかありませんが、日立であればカビを早い段階で除去することができます。

引用:日立公式ホームページ

引用:日立公式ホームページ

引用:日立公式ホームページ

スタンダードモデルの各社の特徴や違い

ハイグレードモデルはメーカーの最先端技術を集めたエアコンなので、各メーカーが何を重要視しているか思想が表れますが、スタンダードモデル(各社で1番安いエアコン)にもメーカーの考え方は表れます。

スタンダードモデルは機能を見られるよりも価格を見られることが圧倒的に多いです。価格を下げるために機能の質を下げたり、機能自体を無くしたシンプルなエアコンになっていきますが、メーカーとしてどこまで機能を落とすか?何を残すか?で、いろいろと見えてくるのがスタンダードモデルです。

ダイキン工業の特徴

重視した機能
  • 除湿性能
  • ストリーマー

ダイキンの除湿機能は他社よりも優れた機能をスタンダードモデルに搭載しています。他社は1~3段階レベルでの調整のところ、ダイキンは9段階調整が可能です。

スタンダードモデルにも空気清浄のストリーマー機能を搭載しています。

不快に思う人が多い湿度対策として除湿機能も優先していると感じます。

パナソニックの特徴

重視した機能

なし

冷やす・暖める以外の機能はできる限り削ることで、安価で購入しやすいエアコンにしていると思います。

三菱電機の特徴

重視した機能
  • はずせるボディ
  • 除湿機能

清掃性を重視していますね。
ダイキンよりは劣りますが、除湿機能も3段階とスタンダードモデルの中では優れています。

日立の特徴

重視した機能

なし

冷やす・暖める以外の機能はできる限り削ることで、安価で購入しやすいエアコンにしていると思います。

まとめ

エアコンメーカーの特徴は価格帯によって変わってきます。

よく耳にするメーカーの特徴はハイグレードモデル(最高級モデル)の特徴です。

スタンダードモデルは大幅に機能が削られていますので、メーカーの特徴で買ってしまうと機能がないこともあるので注意が必要です。

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