給料はそれほど上がらないのに、資源や資材の高騰による物価高が止まりませんね。
食料品など頻繁に買うものは値上がりに敏感になりますが、エアコンのような10年に1回買うかどうかの電化製品の価格推移は知らない人も多いのではないでしょうか。
もちろんエアコンも他の製品と同様、毎年値上がりしています。ステルス値上げができる製品でもないので、ここ最近はとくに値上げ幅が大きくなっています。
今のエアコンを少しでも長く使うか、それともエアコンの値上げを考えて早めに買うか…悩んでいる人もいるかと思います。

管理人:おすけぞー
- 建築設備機器の専門商社勤務(2007年~)
- 2級管工事施工管理技士
- 専門分野
空調機器:ダイキン工業
ダイキン製品の販売からサービス・改装・技術的な問い合わせに対応。
家庭用エアコン・業務用エアコン・エコキュート・セントラル空調製品までダイキン製品を取扱しています。
エアコンの価格推移

ダイキン製品の6畳用エアコンの価格推移になります。
うるさらシリーズの価格推移
年度 | 定価 | 値上げ |
---|---|---|
2013年 | 330,000円 | ー |
2014年 | 340,000円 | 10,000円 |
2015年 | 340,000円 | 0円 |
2016年 | 350,000円 | 10,000円 |
2017年 | 350,000円 | 0円 |
2018年 | 360,000円 | 10,000円 |
2019年 | 370,000円 | 10,000円 |
2020年 | 370,000円 | 0円 |
2021年 | 370,000円 | 0円 |
2022年 | 390,000円 | 20,000円 |
2023年 | 410,000円 | 20,000円 |
2024年 | 430,000円 | 20,000円 |



11年で100,000円(定価)の値上げです。
ここ数年は毎年値上げされ、値上げ幅も大きくなっています。
CXシリーズの価格推移
年度 | 定価 | 値上げ |
---|---|---|
2013年 | 250,000円 | ー |
2014年 | 260,000円 | 10,000円 |
2015年 | 260,000円 | 0円 |
2016年 | 260,000円 | 0円 |
2017年 | 260,000円 | 0円 |
2018年 | 270,000円 | 10,000円 |
2019年 | 270,000円 | 0円 |
2020年 | 270,000円 | 0円 |
2021年 | 270,000円 | 0円 |
2022年 | 280,000円 | 10,000円 |
2023年 | 300,000円 | 20,000円 |
2024年 | 320,000円 | 20,000円 |



CXシリーズは11年で70,000円(定価)の値上げです。
CXシリーズもうるさら同様、数年は毎年値上げされ、値上げ幅も大きくなっています。
購入価格が定価の35%だとすると、25,000円~35,000円程度の値上げです。1番安いエアコンだったら1台買えそうなくらい値上がりしています。
2014年には消費税が5%から8%になり、2019年には8%から10%になっています。製品の値上げだけではなく、増税の影響でより購入価格は高くなっています。
家庭用エアコンだけでなく業務用エアコンも毎年値上がりしていて、数年間は毎年値上げの動きになりそうです。
エアコンは早めに買い替えた方がいい?



製品の値上げがあるからといって、使えるエアコンを無理して買い替える必要はないと思います。
壊れるまで使って、人生におけるエアコンの交換回数を少なくする節約方法もあると思いますし、冷暖房ができればどこのメーカーのエアコンでもあまり気にしないのであれば、安いエアコンはまだあります。
ただ、15年以上前のエアコンを使っていて、電気代の節約も考えているなら早めに買い替えることをおすすめします。



エアコンの毎年の値上げ価格は、最新エアコンに買い替えて節約できる電気代の1年分以上です。
電気代節約も考えてエアコンの買い替えを検討しているなら、下記の記事も参考にしてください。ハイグレードモデルからスタンダードモデルに買い替えると逆に電気代がかかってしまう可能性があります。


エアコンを安く買うには
エアコンの価格も毎年上がり、買い替えたくても簡単に買える金額ではなくなってきています。新築時にエアコンを複数台買った人にとっては、買い替えの時期も似たような時期になり、そのころには他の住宅設備も壊れはじめてきます。
エアコン・洗濯機・冷蔵庫・食洗器・給湯器・ガスコンロ・エコキュートなど……毎年順番に買い替えていく必要がでてきませんか?
家計に大ダメージになる高額家電製品はできる限り安く買いたいですよね。
保証の問題など少し不安は残りますが、エアコンを安く買うこともできるので、興味がある方は下記記事も参考にしてください。