エアコンには住宅設備用モデルと家電量販店用モデルの2モデルがあり、Fシリーズは家電量販店モデル、GXシリーズは住宅設備用モデルになります。家電量販店モデルは名前の通り家電量販店で販売されているモデルで、住宅設備用モデルはハウスメーカー、建設会社などに販売されているモデルで、ネット販売されているエアコンも住宅設備用モデルになります。
FシリーズはFXシリーズとして住宅設備用モデルでも販売されていましたが、2023年モデルで廃番となり（生産終了：2024年8月）、2024年6月よりGXシリーズが販売されていますが、家電量販店モデルはFシリーズが継続販売されています。
グレード的にはFシリーズ＝GXシリーズのラインナップになっていますが、違いが気になりますよね。
今回はFシリーズとGXシリーズの徹底比較し、違うを確認したいと思います。
管理人：おすけぞー
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FシリーズとGXシリーズの機能・性能の違いを比較
Fシリーズ
GXシリーズ
カタログの写真では外観はFシリーズもGXシリーズも同じです。PR文も少し違いますが意味的には同じですね。
機能比較
| Fシリーズ | GXシリーズ |
|---|---|
| スイングコンプレッサー | 同左 |
| プレミアム冷房（デシクル制御・PIT制御） | 同左 |
| 高外気タフネス冷房（50℃対応） | 同左 |
| 低外気タフネス暖房（－15℃対応） | 同左 |
| さらら除湿（ハイブリッド方式） | 同左 |
| 快適自動運転 | 同左 |
| 風ないス運転（天井気流・暖気かくはん運転） | 同左 |
| オートスイング（上下／左右／立体） | 同左 |
| 水内部クリーン（結露水洗浄） | 同左 |
| ストリーマ（空気清浄／内部クリーン） | 同左 |
| クリアコート熱交換器 | 同左 |
| 防カビ加工ファン | 同左 |
| 抗ウイルスフィルター | 同左 |
| フィルター自動お掃除 | 同左 |
| ヒートブースト制御／クールブースト制御 | 同左 |
| 室温パトロール | 同左 |
| おやすみ運転 | 同左 |
| かんたんダイレクトリモコン | 同左 |
| 無線LAN接続アダプター 内蔵 | 同左 |
機能はまったく同じです。
次は省エネ性能を確認していきます。省エネ性能はAPF（通年エネルギー消費効率）という値で確認します。
APF比較
数値が高い方が省エネ性能が高い機器になります。
| 能力 | Fシリーズ | GXシリーズ |
|---|---|---|
| 6畳用 | 6.2 | 6.6 |
| 8畳用 | 5.9 | 6.3 |
| 10畳用 | 5.8 | 6.6 |
| 12畳用 | 5.3 | 6.3 |
| 14畳用 | 5.2 | 6.6 |
| 18畳用 | 5.1 | 5.6 |
| 20畳用 | 5.1 | 5.1 |
| 23畳用 | 4.6 | 4.6 |
住宅設備用モデルのGXシリーズの方が省エネ性能が高いエアコンになります。年間電気代でどれくらいの差になるか計算します。
カタログには1年間の推定消費電力量が記載してありますので、その値を利用し1kWh単価を30円で計算します。
| 能力 | Fシリーズ | GXシリーズ | 年間電気代差額 |
|---|---|---|---|
| 6畳用 | 671kWh | 630kWh | 1,230円 |
| 8畳用 | 802kWh | 751kWh | 1,530円 |
| 10畳用 | 913kWh | 802kWh | 3,330円 |
| 12畳用 | 1,285kWh | 1,081kWh | 6,120円 |
| 14畳用 | 1,455kWh | 1,146kWh | 9,270円 |
| 18畳用 | 2,077kWh | 1,891kWh | 5,580円 |
| 20畳用 | 2,336kWh | 2,336kWh | 0円 |
| 23畳用 | 2,920kWh | 2,920kWh | 0円 |
リビングに使う大きさのエアコンでは月々500～750円の差額になりますので、結構大きい金額ですね！
外観の違いについて比較
外観の違いをどうやって判断するかですが、部品の型式で判断したいと思います。
Fシリーズ室内機：AN225AFS-W GXシリーズ室内機：F224ATGS-W
| 部品名称 | Fシリーズ | GXシリーズ |
|---|---|---|
| パネル | 2490522 | 2490522 |
| 前面グリル組立品 | 2490483 | 2490483 |
| エアフィルター | 2551712 | 2551712 |
販売価格を比較
価格比較は2025年5月12日時点での比較になります。
家電量販店モデルFシリーズ：2025年3月発売
住宅設備用モデルGXシリーズ：2024年6月発売
ネット最安値価格
| 能力 | Fシリーズ | GXシリーズ | 差額 |
|---|---|---|---|
| 6畳用 | 197,450円 | 96,880円 | 100,570円 |
| 8畳用 | 202,440円 | 105,700円 | 96,740円 |
| 10畳用 | 222,240円 | 114,500円 | 107,740円 |
| 12畳用 | 232,140円 | 125,300円 | 106,840円 |
| 14畳用 | 256,120円 | 142,600円 | 113,520円 |
| 18畳用 | 293,190円 | 149,800円 | 143,390円 |
| 20畳用 | 312,990円 | 178,600円 | 134,390円 |
| 23畳用 | 332,790円 | 202,900円 | 129,890円 |
約9カ月Fシリーズの方が遅れて発売されていますが、性能はGXシリーズの方が優れています。
価格差で性能的に何か違うかも？と思ってしまう人もいるかもしれませんが、GXシリーズの方が圧倒的にコスパが良いエアコンになります。
機能・省エネ性能・価格差を考えたらFシリーズは買えないですね。
まとめ
家電量販店モデルのFシリーズと住宅設備用モデルのGXシリーズの違いについて比較しました。
- 使える機能はまったく同じ
- 使用されている外装部品が同じものなので外観は同じ
- 省エネ性能はGXシリーズの方が優秀
