ダイキンルームエアコン 新モデル・旧モデルの違いを比較 

新旧カタログ

エアコンのような高価な家電製品を買うとき、少しでも安く良い製品を購入したいですよね。

そう考えた時に真っ先に思い浮かぶのが旧モデル品ではないでしょうか?

だけど…新モデルとの違いは気になりませんか?

・新モデルに画期的な機能は搭載されたのかな?
・どのくらい電気料金は変わってくるの?

画期的な新機能については3~5年くらいで高級モデルに搭載されます。

また小さな改良や、すでにある機能を別モデルに搭載するなどしています。

電気代(消費電力)については全く変わらない年もあります。

消費電力が大きく変わるのは自動車と同じで大きくモデルチェンジした年になります。

具体的には熱交換器の形状や材質を変更したり、圧縮機の構造を変更した年です。

それでは実際にダイキンの最高級グレードのうるさらX、普及モデルのEシリーズの2機種で見ていきましょう。

今回は住宅設備用モデルで比較していきます。

自己紹介

管理人:おすけぞー

  • 建築設備機器の専門商社勤務(2007年~)
  • 2級管工事施工管理技士
  • 専門分野
    空調機器:ダイキン工業

ダイキン製品の販売からサービス、技術的な問い合わせに対応。

家庭用エアコン・業務用エアコン・エコキュート・セントラル空調製品までダイキン製品を取扱しています。

目次

うるさらX比較(2021年モデル,2020年モデル) 

まずは機能から比較していきます。

2021年モデル2020年モデル
プレミアム冷房
クールブースト
うるる加湿(無給水)
さらら除湿
AI快適自動運転
垂直気流/CL気流
オートスイング
高温風モード
ヒートブースト制御
しつどみはり運転
音声応答機能/高温防止モード
消し忘れ防止機能
ランドリー乾燥
水内部クリーン
ストリーマ
セルフウォッシュ熱交換器
防カビ加工ファン×
フィルター自動お掃除
水de脱臭/吸気換気
スイングコンプレッサー
タフネス冷房(50℃対応)
タフネス暖房(-25℃対応)
新・おやすみ運転

防カビ加工ファンの違いです。

防カビ加工ファンとは

熱交換器の裏側にある黒い樹脂製のファンを製造する過程で、防カビ剤を練りこんでいます。

そうすることで防カビスプレーのような後施工の対策とは違い、長期間安定した効果が発揮されます。

ただし、ファンに付着したホコリから発生するカビが防げるわけではありません。

でもこの防カビ加工ファンですが、2007年のカタログですでに除菌・防カビファンが採用されています。

2007年のファンも練り込みです。

2010年にファンの形状変更、2013年にファンの形状変更、2016年にファンの形状変更がありました。

2010年以降は防カビファンについての記載がないですが、2021年に再度防カビ加工ファンの記載が復活しました。

おすけぞー
カビ対策をしていたファンをより長期間安定したカビ対策ができる防カビ剤を採用したと思われます。

次に仕様を見ていきます。

2021年モデル2020年モデル
運転電流(暖房)4.7A4.7A
運転電流(冷房)4.5A4.5A
消費電力(暖房)450W450W
消費電力(冷房)425W425W
圧縮機出力600W600W
APF6.66.6
S22YTRXSとS22XTRXSの比較

全く同じです。

APF(通年エネルギー消費効率)が同じなので電気代も同じと考えて問題ありません。

心臓ともいえる圧縮機は同じものを使用しています。
各々部品番号が設定されており、圧縮機の部品番号は同じでした。

うるさらX 2020年、2021年モデルの違いは防カビ加工ファンのみと考えて問題ないと思います。

余談ですが、

2020年モデルのファンは部品としてすでに供給されておりません。

交換する場合は互換性のある2021年モデルのファンを使用することになります。

2020年モデルを設置されていて、防カビ加工ファンがどうしても欲しい人は部品を交換することが可能です。
(本体取り外しが必要なので費用は結構かかりますので、自分で取り換えができる人向けです)

Eシリーズ比較(2021年モデル,2020年モデル)

普及モデルEシリーズの機能を比較してみます

2021年モデル2020年モデル
PIT制御
9段階セレクトドライ
自動運転
風ないス運転
オートスイング
ヒートブースト制御
水内部クリーン
ストリーマ×
クリアコート熱交換器
集塵・脱臭フィルター
スイングコンプレッサー
タフネス冷房(46℃対応)
タフネス暖房(-15℃対応)
おやすみ運転
S22YTESとS22XTESの比較

違いはストリーマの有無になります。

ストリーマとは酸化分解力を持ったプラズマ放電の一種です。

ストリーマ機能は熱交換器や吹出口の内部にストリーマを照射することでカビの発生を抑制します。

Eシリーズ以外のモデルには搭載されていたものを2021年よりEシリーズにも搭載した機能になります。

ストリーマ機能が欲しい人は新モデルを購入しないと付いていないので注意してください。

2021年モデル2020年モデル
運転電流(暖房)5.4A5.4A
運転電流(冷房)6.6A6.6A
消費電力(暖房)470W470W
消費電力(冷房)570W570W
圧縮機出力600W600W
APF5.85.8
S22YTRXSとS22XTRXSの比較

一緒ですね。

厳密には他の数値で若干異なる数値もありましたが、ユーザーが使用するには関係ないものです。

APF(通年エネルギー消費効率)が同じなので電気代は同じと考えて問題ありません。

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