ダイキンエアコン エディオンオリジナルは何が違う?徹底解説

エディオンにダイキンエアコンを見に行ったらオリジナルモデルが販売されていて、エディオンモデル専用の機能が付いていて、気になっている人もいるかと思います。

エディオン専用のダイキンカタログを見るとオリジナル機能がすごく目立ち、なんか良い機能に見えますよね。

本記事はエディオンのオリジナルモデルを徹底分析し、オリジナル機能の価値について解説していきます。

自己紹介

管理人:おすけぞー

  • 建築設備機器の専門商社勤務(2007年~)
  • 2級管工事施工管理技士
  • 専門分野
    空調機器:ダイキン工業

ダイキン製品の販売からサービス、技術的な問い合わせに対応。

家庭用エアコン・業務用エアコン・エコキュート・セントラル空調製品までダイキン製品を取扱しています。

ダイキンエアコンには、量販店モデルと住宅設備用モデルの2つのモデルがあります。この2つのモデルは販売ルートが違うだけで、同じものだと思って大丈夫です。

エディオンは量販店ですが、販売している型式は住宅設備用モデルで、オリジナルモデルも住宅設備用をベースにしていると思います。

エディオンオリジナル機能
  • 塩害対応熱交換器(ブルーフィン)
  • パワフル換気
  • 定期自動クリーニング
  • 帯電防止フラップ/防カビ・抗菌ルーバー
  • オートオン/オフ機能

エディオンはATRシリーズ、ATAシリーズ、ATMシリーズ、ATFシリーズ、ATCシリーズ、ATEシリーズの6シリーズがオリジナル機能を搭載したモデルになります。

塩害対応熱交換器(ブルーフィン)

オリジナルモデルにはすべてこの仕様が付いています。

ATMシリーズ、ATFシリーズ、ATCシリーズ、ATEシリーズの4シリーズに付いているオリジナル機能は、塩害対応熱交換器(ブルーフィン)のみになります。

塩害仕様は『室外機を塩害および、大気汚染の影響を受ける場所に設置可能』にする仕様です。

塩害仕様にも重塩害仕様と塩害仕様の2種類あり、簡単に説明すると重塩害仕様は室外機の設置場所から海までの距離が約300m以内、塩害仕様は海までの距離が約300mを超え1km以内の場所に室外機を設置する場合に推奨される仕様です。

量販店やインターネット販売では塩害仕様はほとんど販売されていません。販売していても安くはありません。
海に近い人でエアコンの室外機からガス漏れや、外板がサビでしまったという経験がある人にはおすすめできます。
海にも近くないし、エアコンも10年程度問題なく使えている方には不要です。

パワフル換気

パワフル換気機能はATRシリーズのみに付いている機能です。

センサー換気(人の在室を検知したときに換気する機能)の機能の一部が違います。標準モデルは風量1段階アップ、オリジナルモデルは2段階アップさせる機能です。

換気風量は必要に応じて設定するのが良いので、2段階アップさせる理由はよくわかりません。

定期自動クリーニング

定期自動クリーニング機能はATRシリーズ、ATAシリーズに付いている機能です。

エアコンを運転しない期間が15日間続くと、ストリーマを照射した上で熱交換器などの気流通路を乾燥させ、カビの繁殖を抑え、フィルターも自動で清掃する機能です。

カビが発生するのは冷房運転後の結露水が原因ですが、運転停止15日後にやっても効果はないと思います。また、エアコンを運転させなければフィルターもほとんど汚れません。気になる方はシーズン前に手動で内部クリーン機能やフィルタ清掃機能を使うことをおすすめします。

ダイキンが必要だと考える機能は工場出荷時に『ON』設定になっています。この機能はオリジナル機能ということもあると思いますが、工場出荷時は『OFF』になっています。

突然エアコンが動き出したらビックリしますからね!
きちんと機能を理解して、自分で設定してもらうようになっています。

帯電防止フラップ/防カビ・抗菌ルーバー

帯電防止フラップ/防カビ・抗菌ルーバー機能はATRシリーズ、ATAシリーズに付いている機能です。

風を上下方向の制御する羽根にはホコリがつきにくいように帯電処理をした樹脂が使用されていて、内部にある左右方向の羽根には防カビ・抗菌処理をした樹脂ルーバーが使用されています。

標準品とエディオンオリジナル品ではフラップとルーバーの部品が違っていて、価格もエディオンオリジナル製品用の部品の方が高いです。
効果の比較はありませんが、標準品よりは清潔性能に優れていると言えるでしょう。

オートオン/オフ機能

オートオン/オフ機能はATRシリーズ、ATAシリーズに付いている機能です。

ATRシリーズ・ATAシリーズには留守エコモードという機能が付いて、お部屋に人がいないと人感センサーが判断すると、自動で設定温度を変更したり、運転停止をして節電する機能があります。オートオン/オフ機能はその一部です。

標準品は留守エコモードは『切・1時間・3時間』からの選択になりますが、エディオンオリジナルは『切・1時間・3時間・オートオン/オフ』から選択可能です。

細かい機能の説明ですが、『切』にすると人がいないと人感センサーが判断しても設定温度や運転状態の変更はしません。『1時間・3時間』に設定すると、20分間お部屋に人がいないと判断すると、設定温度を2℃緩めます。その後、設定した時間、人が不在だと判断すると自動的に運転を停止する機能です。

エディオンオリジナル機能の『オートオン/オフ』は、お部屋に人がいないと判断すると自動で運転を停止し、エアコンの正面に人がくると、お部屋に人が戻ってきたと判断し自動で運転を開始する機能です。

消し忘れ機能としては一定の効果があるかと思いますが、お風呂やちょっとした外出でもオフになってしまいますね。少しの不在時はオンにしておいた方が節電にもなりますので、使いどころが難しい機能です。

まとめ

海まで1km圏内の人にとっては塩害対応熱交換器(ブルーフィン)は考慮してもよいオリジナル機能です。

一般ユーザーはエアコンの塩害仕様なんて普通は知りませんし、エディオンは量販店の中でも保証が比較的良いので、故障によるリスクやクレームを防止するためにもオリジナル機能として追加しているのかもしれません。

塩害仕様が不要な人にとっては『帯電防止フラップ/防カビ・抗菌ルーバー』は悩むところかなと思いますが、予算や他社との価格比較で納得できるかどうかだと思います。

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