ダイキンエアコン ビックカメラオリジナルは何が違う?徹底解説

ビックカメラにダイキンエアコンを見に行ったらオリジナルモデルが販売されていて、ビックカメラ専用の機能が付いていて、気になっている人もいるかと思います。

ビックカメラのカタログを見るとオリジナル機能がすごく目立ち、なんか良い機能に見えますよね。

本記事はビックカメラのオリジナルモデルを徹底分析し、オリジナル機能の価値について解説していきます。

自己紹介

管理人:おすけぞー

  • 建築設備機器の専門商社勤務(2007年~)
  • 2級管工事施工管理技士
  • 専門分野
    空調機器:ダイキン工業

ダイキン製品の販売からサービス、技術的な問い合わせに対応。

家庭用エアコン・業務用エアコン・エコキュート・セントラル空調製品までダイキン製品を取扱しています。

ダイキンエアコンには、量販店モデルと住宅設備用モデルの2つのモデルがあります。この2つのモデルは販売ルートが違うだけで、同じものだと思って大丈夫です。

ビックカメラオリジナルは量販店モデルをベースにオリジナル機能を追加しています。

ビックカメラオリジナル機能
  • RBKシリーズ センサー自動おでかけ運転、オリジナルおやすみ運転
  • ABKシリーズ センサー自動おでかけ運転、オリジナルおやすみ運転
  • CBKシリーズ おでかけ運転、オリジナルおやすみ運転
  • EBKシリーズ おでかけ運転、オリジナルおやすみ運転

他社との差別化のため、よく売れるモデルにオリジナル機能を追加されています。

オリジナル機能としては、センサー自動おでかけ運転・おでかけ運転・オリジナルおやすみ運転の3つですね。

センサー自動おでかけ運転

センサー自動おでかけ運転機能はRBKシリーズ、ABKシリーズに付いている機能です。

Rシリーズ・Aシリーズには留守エコモードという機能が付いて、お部屋に人がいないと人感センサーが判断すると、自動で設定温度を変更したり、運転停止をして節電する機能があります。

通常品は留守エコモードは『切・1時間・3時間』からの選択になりますが、ビックカメラオリジナルは『切・1時間・3時間・おでかけ』から選択可能です。

細かい機能の説明ですが、『切』にすると人がいないと人感センサーが判断しても設定温度や運転状態の変更はしません。『1時間・3時間』に設定すると、20分間お部屋に人がいないと判断すると、設定温度を2℃緩めます。その後、設定した時間、人が不在だと判断すると自動的に運転を停止する機能です。

ビックカメラオリジナル機能の『おでかけ』は、お部屋に人がいないと判断しているときは、設定温度を冷房時32℃、暖房時14℃まで緩め、人が戻ってきたときに不快にならない程度に運転を弱める機能です。

ビックカメラオリジナル機能は3時間以上の不在時に差別化される機能ですが、3時間以上不在になる場合はエアコンは切った方が節電になります。
標準で遠隔操作機能が付いていて、家にWi-Fiがある人は外出先からスマホで操作ができますので、センサー自動おでかけ運転の利用頻度は少ないのではないでしょうか。

おでかけ運転

おでかけ運転機能はCBKシリーズ、EBKシリーズに付いている機能です。

おでかけボタンを押すと、冷房運転時は32℃設定、暖房運転時は14℃設定にする機能です。取り消すときも、おでかけボタンを押します。
Rシリーズ・Aシリーズはセンサーで人の不在を判断して自動で対応していましたが、おでかけ運転は完全手動になります。

手動なら自分で設定温度を変更したり、切ったりしても同じかな…というのが私の感想です。

オリジナルおやすみ運転

オリジナルおやすみ運転機能はRBKシリーズ、ABKシリーズ、CBKシリーズ、EBKシリーズの4モデルに付いている機能です。

カタログには通常のおやすみ運転機能とは別に『オリジナルおやすみ運転では、標準よりさらに控えめな運転音で睡眠環境をサポートします』と記載があり、注意書きで『風量「しずか」設定時にオリジナルおやすみ運転を行っても「しずか」設定より控えめな運転音にはなりません』ともあります。

ダイキン発行のサービスガイド(技術資料)を見ても、この機能については何も書いてありません。
通常品とビックカメラオリジナルの取扱説明書を比較すると、記載内容が違う部分があったので、推測になりますが紹介します。

ビックカメラオリジナルモデルにのみ記載があるのは『おやすみ運転開始から約1時間は、運転音を抑えて(風量をさげて)運転するため、お部屋が冷えにくく(暖まりにくく)なる場合があります』という記載です。

推測にはなりますが、オリジナルおやすみ運転の機能は『約1時間、強制的に風量を「しずか」運転にする』だと思います。

まとめ

ビックカメラオリジナルの機能は軽微な機能追加で、冷静になって詳細を見てみると実際には使うことがない人が多いのではないでしょうか。

省エネ性能はモデルの年度が同じなら一緒です!
圧縮機・熱交換・ファンなど部品は同じものを使っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次